2017年の日経MJヒット商品番付の紹介です。

■「アマゾンエフェクト」
アマゾンがあらゆる企業・産業をのみ込むことを意味する造語。
今やアマゾンで野菜買える時代となった。
セブン&アイ・ホールディングスアスクルが11月、生鮮品の宅配サービス「IYフレッシュ」を始めるなど各社は対決姿勢を強める。アマゾンによるネット通販の取扱量増加は宅配業界の人手不足を浮き彫りにし、日本社会に多大な影響を与えた。


■「任天堂ゲーム機」
据え置きでも携帯でも遊べる「ニンテンドースイッチ」は発売約7カ月で763万台、かつての人気ゲーム機の復刻版「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」は約1カ月で200万台を販売した。ゲーム専用機の存在感を示した。


■「AIスピーカー」はアマゾンのほかLINEや米グーグルなどが相次いで発売した。人工知能(AI)が言葉を理解する機能を備え、近い将来、家庭の中心に置いて家電制御やエンターテインメント機能の入り口となるデバイスに育つと目されている。


■2018年9月の引退を表明した「安室奈美恵」さんはベスト盤CDは100万枚を超えるヒットとなった。


■スタートトゥデイが運営する衣料品通販サイト「ゾゾタウン」。
プライベートブランドを立ち上げ、着るだけで体の寸法を測定できるセンサー付きの「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」は無料配布の予約開始から8時間で23万件以上の注文が入った。


■「シワ取り化粧品」はポーラや資生堂が相次ぎ発売した。
かつてのシワ対策製品は目立たなくする効果しかうたえなかったが、厚生労働省の承認で改善効果をアピールできるようになった。若く、美しくありたい女性の心を捉えた。


■「睡眠負債商品」は働き方改革で朝型シフトなどが進む中、眠りの質を引き上げ、元気良く働きたいと思う人たちのニーズをつかんだ。