今年もノーベル賞を逃した「清滝=ムーアモデル」とは

清滝教授とジョン・ハードマン・ムーアが考えたのが「清滝=ムーアモデル」である。

実体経済に悪影響が及ぶのは、資産のデフレサイクルである
「資産価値下落→純資産価値減少→担保余力減少→貸渋り→買手減少→資産価値下落…」というスパイラルである。

これは、まさに日本のバブル崩壊失われた10年)で起こったことであり、このスパイラルを「担保価値の下落」を強調して説明したのが「清滝=ムーアモデル」である。

2008年のアメリカ発金融危機も説明できるとして有名。


似たような名称で「ムーアの法則」とは別物である。
半導体の集積密度は18〜24カ月で倍増し、チップは処理能力が倍になってもさらに小型化が進むという法則。
世界最大の半導体メーカーであるインテル社創設者のひとりであるゴードン・ムーア博士が1965年に経験則として提唱したことに由来する。


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https://ameblo.jp/yo1729-1729am/entry-12100008907.html