ビクター、ブランドマネジメントの失敗か

ビクターとケンウッドが経営統合する(2008年 持ち株会社化)

情報ソース http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070623AT1D220E322062007.html


ビクターはいつの間にか松下の傘下に入り松下の子会社のイメージが強かったが、松下がビクターを簡単にいうと見捨てた形となった。

実は僕、熱狂的なビクターファンではないが、ビクター製品を3つ持っている。

ポケットムービーとニックネームがつけられたビデオカメラ(当時はかなり小さかった)



ビデオはビクターと菊池桃子さんがテレビCMしていたビデオデッキ、これはレベルメーターがあったことが購入の決め手(マニアには受けがいい)



昨年購入したのがDVD/MDポータブル(RD-XV10-H)
これは本体とスピーカーが一体になっているタイプでありながら、スピーカーにこだわりフルレンジを採用、低音補正機能もあり、小音量で聞く場合はシステムステレオよりすばらしくいい音である。


これらはすべてプロダクトの潜在能力は高かったが、マーケティング上での失敗があった。

■ビデオカメラ
ブランドの確立とさらなるダウンサイジングによる他社製品との差別性
IT化の遅れ

■ビデオデッキ
世間ではDVDレコーダーが主流
切り替えが遅れたためビデオでつくられたビクターイメージが陳腐化した

■DVDラジカセ
価格設定とチューリップのDVDをキャンペーンに採用するもちぐはぐ
若い人は価格的には魅力だが、チューリップは年代が違う、外観上も質素。
逆に年齢がチューリップ世代なら価格が安すぎる。細部にもう少しこだわりたい。
僕はどちらにもあてはまらない。スピーカーだけで選んだ、元オーディオマニアである。


いかがでしょうか。
以上はいずれも結果論、マーケティングは難しいと痛感したのです。


実は僕、ビクター製の倍速液晶テレビをたまらなく検討しています。
スポーツ番組をよくみるので動きに強い回路が搭載されているすぐれものだ。

がんばれビクター