SPSS主催の共分散構造分析〔Amos編〕のセミナーに行ってきました。



既報の通り、「共分散構造分析 [Amos編] -構造方程式モデリング-」(東京図書 刊)出版記念セミナーが開催された。

共分散構造分析 Amos編―構造方程式モデリング


このセミナーで期待したことは共分散のことを少しでも理解する。
多変量で権威のある豊田先生の話を聞くこと。
豊田先生は一時期プレジデントに多変量のシリーズものを書いてらっしゃりそのわかりやすさで即ファンとなった。ちなみにこの連載大変好評で本が出版されている。

購買心理を読み解く統計学―実例で見る心理・調査データ解析28


セミナーの構成は以下の通り
 Amos(エイモス)入門編
 最新バージョンAmos7.0で良くなったところ(ベイズ推定、打ち切りデータの処理、カテゴリカル変数)
 Amosバージョンアップへの要望
 Q&A

発表者は早稲田大学大学院生(豊田ゼミ)がほとんどでしたが、学生という感じではなく、すごく自信ありげにプレゼンした。

収穫は共分散の基礎が少しわかったこと。
豊田先生の話が聞けたこと、先生のしゃべりはソフトで大変わかりやすかったです。

前半はまぁまぁついて、後半はちんぷんかんぷん
要望で出てきたフルパスは、すべての変数に矢印を相互に引き、適合度が極端に落ちるまのでAmosが線を消してくれるというすぐれもの。
分析者自身の操作ではないので邪道といえば邪道ですが、重回帰でいうステップワイズもありますから許して欲しい。


大事なのは仮説です。
因子分析や重回帰をこねくり回し、その後これだと思いますね。

ちなみに会社のバージョンは5.0でした。遅れている!?